妊娠中の歯科治療
妊娠中の歯科治療
妊娠中に歯が痛くなった場合は、すぐに治療ができるとはかぎりません。妊娠初期でつわりがひどいときは、治療が受けられませんし、切迫流産を引き起こす可能性もありますので、緊急時以外の治療はおすすめしません。
船橋市では無料で歯科検診を行っています
治療を受けられる時期は「妊娠5~8か月」です
安定期にあたる妊娠中期が、歯科治療に最適な時期です。特別な配慮が必要となるケース以外は、問題なく治療ができます。
妊娠9ヶ月以降は?
妊娠9ヶ月以降になると陣痛が起こる可能性が高まるため、原則として治療は控えることになり、出産後の治療となります。この時期までに治療を済ませられるよう早めの受診をおすすめします。
妊娠性歯周炎に注意
妊娠中に歯周病(妊娠性歯周炎)にかかった場合、歯周病菌が血管内に入ることで子宮収縮を促すホルモンが増加し、体が出産準備が整ったと勘違いして低体重児出産や早産のリスクが7倍も高まるといわれています。
しかし、治療によって妊婦さんの8割に低体重児出産や早産のリスクが減少したという報告がありますので、妊娠性歯周炎の診断を受けたらできるだけ早めに治療を受けましょう。
マイナス1歳からの予防歯科
マイナス1歳とは、お子さんがお母さんのお腹の中にいる妊娠期のことを指します。マイナス1歳の予防歯科というのは、つまりお母さんの予防歯科ということです。
虫歯がお子さんに感染する原因の約80%はなんと母親からの感染といわれています。そのため、お子さんが生まれてくる前に、お母さんが虫歯を予防し、少しでもお口の中の虫歯菌を減らしておくことで、生まれてくるお子さんの虫歯予防にもつながるというわけです。
また、産後は育児にかかりきりとなり、自分のお口のケアが後回しになりやすいと思いますので、ぜひ出産前に予防歯科で適切なケアを受けていただくことをおすすめします。
お子様の歯の治療はこちらからご覧ください。
船橋市高根木戸・高根公団の植村歯科医院