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「歯の痛みの原因はココにあった!」—歯の神経の役割とトラブル対策

[2024.09.24]

歯の神経の役割とトラブル対策について項目に分けて説明いたします。



1. 歯の神経の役割

歯の神経は、歯の中にある「歯髄(しずい)」と呼ばれる組織に含まれています。

歯髄には、血管や神経があり、歯に栄養を届けたり、感覚を伝えたりする重要な役割を果たしています。

例えば、冷たい飲み物や熱い食べ物を口にしたときに感じる痛みや違和感は、歯髄が温度や刺激を感じ取っているためです。

また、歯の成長や修復にも関与しており、歯の健康を維持するために欠かせない存在です。



2. 歯の神経を取らなくてはいけないケース

歯の神経を取る治療は「根管治療」と呼ばれ、主に以下のようなケースで行われます。

むし歯が進行した場合: むし歯が深く進行し、歯髄にまで達すると激しい痛みや炎症を引き起こします。

この状態を放置すると、歯の根元に膿がたまる「歯根嚢胞(しこんのうほう)」ができることもあります。
歯の破折や外傷: 強い衝撃で歯が折れたり、ひどく揺れたりした場合、歯髄が損傷してしまうことがあります。

この場合、神経を取らないと歯が死んでしまう可能性が高いため、早急な治療が必要です。
重度の歯周病: 歯周病が進行して歯の根元に影響を及ぼすと、歯髄が感染することがあります。

感染が広がる前に神経を取ることが求められます。

 

3. 歯の神経を取った後に起こる症状

歯の神経を取った後は、いくつかの変化や症状が現れることがあります。

  • 感覚の鈍さ: 歯髄を取ることで、歯が温度や圧力に対する感覚を失います。これにより、歯が「死んだ」感覚になることがありますが、日常生活に大きな支障はありません。
  • 歯の脆弱性: 神経を取った歯は、栄養が届かなくなるため、脆くなりやすくなります。そのため、歯が欠けたり割れたりしやすくなるため、クラウン(被せ物)を装着することが推奨されます。
  • 治療後の痛みや違和感: 治療直後には軽い痛みや違和感が生じることがありますが、通常は数日で収まります。痛みが長引く場合は、歯科医に相談することが大切です。

歯の神経を取ることは、歯を長持ちさせるための重要な治療です。適切なケアと定期的な歯科検診を行うことで、神経を取った後も健康な状態を保つことができます。

高根木戸、高根公団、飯山満、北習志野の歯医者さん 植村歯科医院

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